(お知らせ)スポーツ医学学位プログラム3年吉岡将輝の論文がEndocrine Journalに掲載されました。
本学位プログラム3年の吉岡将輝(指導教員: 中田由夫准教授; 実指導教員: 小﨑恵生助教)が筆頭著者の論文「Association between the intake of plant and animal proteins and the serum fibroblast growth factor-23 level in patients with chronic kidney disease analyzed by the isocaloric substitution model」がEndocrine Journalに掲載されました。
内容紹介: 線維芽細胞増殖因子23 (fibroblast growth factor-23: FGF23) は、腎臓におけるリンの再吸収を抑制するリン利尿ホルモンです。しかし、近年、血中FGF23濃度は、加齢や腎機能低下に伴って早期に上昇し、総死亡リスクと独立して関連することが報告されました。本研究の結果から、たんぱく源を動物性ではなく植物性から多く摂取している保存期慢性腎臓病患者は血中FGF23濃度が低値であることが示されました。本研究は、保存期慢性腎臓病患者の血中FGF23濃度の上昇を抑制するための食事療法確立に貢献する可能性があります。