(お知らせ)スポーツ医学学位プログラム2年島村侑暉の論文がClinical Nutrition ESPENに掲載されました。
本学位プログラム2年の島村侑暉 (指導教員: 下山寛之助教)が筆頭著者の論文「Comparison of energy requirement estimation using activity record or accelerometer with doubly labeled water method in collegiate male sprinters」がClinical Nutrition ESPENに掲載されました。
内容紹介:
陸上競技の短距離走種目において、身体組成は競技パフォーマンスを大きく左右する重要な要素となります。個々人に応じた最適な身体組成を獲得するには、1日の推定エネルギー必要量に基づく、適切な食事摂取を行う必要があります。しかしながら、短距離走選手の推定エネルギー必要量を現場ベースで簡便かつ正確に評価する方法は、これまで十分に検討されていませんでした。本研究では、短距離走選手の推定エネルギー必要量を最も正確に評価できる二重標識水法と、現場ベースで用いられる行動記録法または加速度計法で評価し、方法間で比較を行いました。本研究の結果から、二重標識水法と行動記録法で評価した推定エネルギー必要量に有意な差がなかったことが示されました。本研究の結果は、行動記録法が短距離走選手の推定エネルギー必要量を現場ベースで簡便かつ正確に評価できる方法として有用である可能性を示唆しています。